榊原温泉(さかきばらおんせん)は、三重県津市榊原町にある温泉で、古くから多くの人々に利用されている有名な温泉です。
また榊原温泉は、七栗の湯(ななくりのゆ)とも言われています。
そして、清少納言の「枕草子」に「湯はななくりの湯、有馬の湯、玉造の湯」と謳われ、有馬の湯や玉造の湯とともに「三名泉」のひとつに数えられています。
つまり榊原温泉は、清少納言ゆかりの名湯、ななくりの湯で、歴史のある古来の温泉と言うことになります。
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また鉄道を利用した場合は、名古屋→久居(50分)または、大阪難波→榊原温泉口(1時間10分)となります。
いづれも近鉄ですが、詳しくは榊原温泉振興協会のホームページに地図などの案内が掲載されています。
(http://www.sakakibaraonsen.gr.jp/)榊原温泉は、3名泉に謳われるように平安時代には温泉として利用されていた言われています。
場所がら、伊勢神宮へのお参り前に身を清める「湯ごり」場で、都から伊勢への正式な参拝ルートでした。
長旅の汚れを落とし、疲れを癒してお伊勢さんに詣でる重要な役割を果たしていました。
泉質はアルカリ性単純泉で、ビロードのようにしっとりと肌になじみ、入浴後のお肌がツルツルになるお湯です。
効能は、慢性関節リュウマチ、皮膚病、婦人病、糖尿病、神経痛、疲労回復、などです。
榊原温泉には、紫峰閣、神湯館、河鹿荘、白雲荘、湯元 榊原館、榊原 川八、清少納言、ゆとり、味楽、などの温泉旅館があります。
また日帰り温泉施設には、サンドセラピー砂羽(さわ)、温泉保養館 湯ノ瀬などがあります。
イベントでは、3月末のさくら祭り、7月7日のほたるコンサート、8月15日の納涼夏まつり、11月中旬の秋の収穫祭、などで賑わいますが、詳しくは榊原温泉振興協会のサイトに掲載されています。
清少納言ゆかりの七栗の湯は、古代のロマンを彷彿とさせる名湯です。
榊原 温泉 白雲荘
榊原温泉は三重県津市榊原町にある温泉で、平安時代にはもう開湯されていたとされ、枕草子にも「七栗(ななくり)の湯」として登場する大変古く、歴史のある温泉です。
泉質は無色透明なアルカリ性単純泉で、温泉街は山の中の保養地的雰囲気の温泉であり、歓楽的要素はありません。
さまざまな人たちの榊原温泉の旅行記を読んでみると、泉質は申し分ないと、どなたも誉めています。
いわく「お肌がつるつるになった。
アルカリ性の温泉でお肌がぬるぬるからすべすべに変った」などです。
さすがに歴史のある温泉です。
この榊原温泉のなかに白雲荘という平凡な名前の温泉旅館があります。
ロケーションとしては山の上に立つ大きな建物で、見晴らしがよさそうです。
また、お約束の露天風呂(混浴もあり)もあり、それ以外には温水プール、部屋付の露天風呂、テニスコートも併設されています。
ちなみに日帰り入浴は1050円、温水プール630円です(定休日は木曜日)。
さらにペットも宿泊可ということで、ペットがいるため旅行に出られない方でも安心して宿泊できます。
また宴会でご利用になるのなら、コンパニオンも呼べるようです。
もちろん別料金ですが。
白雲荘は昭和天皇は昭和50年と55年に、平成天皇は皇太子である昭和51年と56年に、それぞれお泊まりになられました。
その意味では由緒ある旅館というべきなのでしょう。
ただ最近の宿泊利用者の書き込みを見ると、余り評判は良くないようです。
掃除ができていない、食事がまずい、部屋が古い、フロントが感じ悪いなど、由緒ある旅館のわりにはもったいないです。
ただ温泉はどなたも絶賛しています。
チェックインは15時から、チェックアウトは10時です。
夕食は部屋食、朝食はレストランとなっています。
気になる宿泊費ですが、1名はダメのようです。
2名1室で平日15,000円、休前日は17,000円です。
露天風呂付客室2名1室で平日23,000円、休前日は25,000円です。
ペット同泊客室は平日18,000円、休前日は22,000円です。
特別室は平日25,000円、休前日は30,000円です(いずれも白雲荘のホームページから)。
住所:三重県津市榊原町14443 TEL.(059)252-0231 FAX.(059)252-1009 HP:http://www.hakuunso.gr.jp/
榊原 温泉 日帰り
三重県津市にある榊原温泉は大変古い温泉で、清少納言の『枕草子』117段に登場する「湯はななくりの湯、有馬の湯、玉造の湯」のくだりの「ななくりの湯」が榊原温泉で、かつては榊原温泉は七栗の湯と呼ばれていました。
泉質は肌ざわりもよく、美肌効果も高いことから「美人の湯」として知られています。
こうした効能がある榊原温泉の泉質は、アルカリ単純泉で、以下のような疾病に効能があるようです。
例えば神経痛、リウマチ、婦人病などです。
榊原温泉には10軒余りの宿があります。
古来からその泉質の良さ(無色透明なアルカリ性単純泉)が有名で、今でもその泉質を味わうために多くの観光客や湯治客が訪れています。
また、榊原温泉はその自然が有名で、有名温泉地のような遊興施設もなく、ただ温泉街があるのみ、といったたたずまいです。
また伊勢神宮が近いこともあり、江戸時代から伊勢参りを兼ねた自炊湯治場としてすでに栄えていました。
榊原温泉への行き方ですが、鉄道やバスを利用する場合は、近鉄榊原温泉口駅から三重交通バス津・久居行きで15分で、榊原というバス停で下車すると徒歩すぐです。
自動車で行く場合は、伊勢道久居ICから国道165号、県道659号・28号を経由し、約10k走ったところにあります。
カーナビなどでは榊原温泉と入れればすぐに分かります。
では榊原温泉の立ち寄り湯を見てみよう。
まず、「湯の郷 榊原白雲荘」があります。
ここは露天風呂、温泉プール、岩盤浴など施設は豊富にあります。
次に「まろき湯の宿 湯元榊原舘」。
ここは屋上露天と館内6つのお風呂で楽しめます。
「旅館 湯元清少納言」は湯の瀬川のせせらぎが聞こえる静かな宿です。
このほかに河鹿荘、大黒館、ゆとり、民宿味楽、神湯館、ふれあいの里 湯の瀬などがあります。
周辺の散策地としては、車でなら温泉から30分で青山高原の風力発電施設があります。
ここには数十機もの風車が山の頂のあちらこちらで回っており、本州では最大規模だそうです。
かなり大きいので一見の価値ありです。
それ以外では林性寺というお寺がありますが、ここの見所は「涅槃図」です。
「涅槃図」とはお釈迦様が入滅(この世から去る)ところを描いたものです。
作者は明兆(みんちょう)(1352〜1431)と言われ、僧侶であり画も描いたといわれる人です。
この「涅槃図」には仏画には珍しく猫が描かれており、国内に3副しかない貴重なものだそうです。
涅槃図の開帳は毎年3月14〜16日です。
これ以外の見所としては貝石山といところがありますが、ここは化石が沢山出るので有名です。
ただし、県指定文化財になっていますので掘ることはできないでしょう。
日帰り湯だけで遠出したくない方には榊原温泉足湯があります。
ここは市営の日帰り入浴施設「温泉保養館 湯の瀬」前に設置されています。
入場料は無料です。
営業時間は朝10時から夕方5時までです。
毎週火曜日が休業です。